日语唐诗黄鶴樓送孟浩然之廣陵(附解释)
唐 李白
七絶
黄鶴樓送孟浩然之廣陵
故人西辭黄鶴樓,
煙花三月下揚州。
孤帆遠影碧空盡,
惟見長江天際流。
黄鶴樓
「大陸旅游倶楽部三國志」
の紫氏より賜る。
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黄鶴樓に 孟浩然の 廣陵に 之(ゆ)くを 送る
故人 西のかた 黄鶴樓を 辭し,
煙花 三月 揚州に 下る。
孤帆の 遠影 碧空に 盡き,
惟(た)だ見る 長江の 天際に流るるを。
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◎ 私感註釈
※黄鶴樓送孟浩然之廣陵:黄鶴楼で、孟浩然が広陵に行くのを見送る。 *これと似たイメージのものに孟浩然の「送杜十四之江南」「荊呉相接水爲鄕,君去春江正淼茫。日暮弧舟何處泊,天涯一望斷人膓.」がある。 黄鶴樓:湖北省武昌の西南にある。 之:行く。動詞. 廣陵:江蘇省の揚州市。
黄鶴樓
「大陸旅游倶楽部三國志篇」の紫氏より賜る。
※故人西辭黄鶴樓:古い知り合い(の孟浩然)が、西の方にある黄鶴樓(のある武昌)を辞去して。 故人:古い知り合い。昔なじみ。 西辭:西の方にある…を辞去する。黄鶴楼は広陵の西にあるからこういう。西方にあたる黄鶴樓のある(湖北省)武昌を辞去し、江蘇省の揚州に向かうこと。 黄鶴樓:湖北省武昌の西南にある建物の名で、ここでは、武昌という地名のスマートな出し方でもある。黄鶴樓は、その昔、老人が酒代の替わりにかいた黄色い鶴が実際に飛び去り、その地に伝説に基づき、記念として黄鶴樓を建てたという。崔顥(さいかう)に七律「黄鶴樓」「昔人已乘白雲去,此地空餘黄鶴樓。黄鶴一去不複返,白雲千載空悠悠。晴川歴歴漢陽樹,芳草萋萋鸚鵡州。日暮鄕關何處是,煙波江上使人愁。」 や、李白「與史郎中欽聽黄鶴樓上吹笛」「一爲遷客去長沙,西望長安不見家。黄鶴樓中吹玉笛,江城五月落梅花。」がある。
※煙花三月下揚州:煙花三月下揚州:春霞がたって美しい陰暦の三月に、下流の揚州の方へ下って行く。 煙花:春霞がたって美しい景色。「烟花」ともする。「烟」は「煙」の或体字。かすみのこと。 三月:陰暦の三月。 下:くだる。下流の揚州の方へ行く。 揚州:江蘇省瓜州附近にある都会。
※孤帆遠影碧空盡:ぽつんとひとつだけの帆掛け船の姿が。遙か彼方の青空に消えてしまい。 孤帆:ぽつんとひとつだけの帆掛け船。李白に見送られた孟浩然が乗っている船。 遠影:遠くの姿。遙か彼方の船影。 碧空:青空。碧玉のように美しい青空。 盡:つきる。水平線の彼方に消えてしまったということ。
※惟見長江天際流:ただ、天の際(きわ)まで流れる長江が見えるだけだ。 惟:ただ…だけ。「唯」ともする。詩詞では「唯」よりも「惟」の方が多いか。 見:見みえる。 長江:大江。揚子江。 天際:天の果て。水平線の彼方。
◎ 句の大意
故人西辭黄鶴樓:古い知り合い(の孟浩然)が、西の方にある黄鶴樓(のある武昌)を辞去し、
煙花三月下揚州:春霞がたって美しい陰暦の三月に、下流の揚州の方へ下って行く。
孤帆遠影碧空盡:ぽつんとひとつだけの帆掛け船の姿が。遙か彼方の青空に消えてしまい、
惟見長江天際流:ただ、天の際まで流れる長江が見えるだけだ。
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◎ 構成について
七絶平起。韻式は「AAA」。韻脚は「樓州流」で、平水韻下平十一尤。以下の平仄は、この作品のもの。
●○○○○●○,(韻)
○○○●●○○。(韻)
○○●●●○●,
○●○○●●○。(韻)
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